一応、クリスマスイブ をテーマにして書いてみる [想い]
いや、本当は違うエントリを書くつもりだったんですけどね。
今朝、うちの店に来たお客さんがきっかけで、いろいろと思うところがありまして。
お客さんの息子さんは私と同い年の40歳とのこと。
「未だに結婚してなくて、もぉ~!」
と嘆かれていました。(片田舎なので、お子さんについての愚痴は良く聞かされます。)
今私は、妻と息子2人に恵まれて過ごしていますが、
実は未だに、未婚の男性に勝手に共感を覚えるところがあるのです。
「自分もそうなっていたかもしれないんだよな~。」 と。
レジ応対をしながら、
私:「いや~、自分も26歳まで彼女が出来なくてですね。」
と返しました。
そうです、私は26歳までは 彼女いない歴26年 だったんです。
お客さん: 「26歳なんていいわぁ~!(うちの子は)もう40になるっていうのに・・・。」
私:「いやいや、まだ何があるか分かりませんよ~!」
とは言ったものの、私も25歳までは、
「この調子で、彼女が出来る日なんてくるんだろうか。」
と、ずっと思っていました。
その頃の感覚は、今でも鮮明に思い出すことが出来ます。
そして、その頃私が一年の内で一番嫌いだった日は・・・、
そう、クリスマスイブ です。
中学の時はほとんど気にしていませんでしたが、
高校生ぐらいから一人のイブに寂しさを感じるようになりました。
大学1年の頃は、同じく彼女いない歴19年の友人宅に行き、
2人でセブンイレブンで買ったパスタを食いながらビールを飲んでました。
他の友人たちは皆、それぞれの相手と過ごしていたから。
他にすることもないのでテレビを点けていたら、流れているのもイブがテーマのドラマ・・・。
中森 明菜・佐藤 浩市 主演の「10年目のクリスマス・イブ 愛していると私から」でした。
今でも忘れないシーンがあって・・・。
六助(佐藤 浩市)が一人でパスタを食べながらビールを飲んで一人で過ごしているとラジオからDJの声が。
DJ:「イブに寂しく、部屋でパスタ食ってるやつなんかいないよなぁ~?」
六助:(俺がいるぜ!みたいなノリで)「オゥ、イェ~!」
テレビの前の私と友人:「・・・・・・・・。」
直後に2人とも自嘲するように大笑いしながら、ひたすら飲んで誤魔化したのでした。
それ以降も、イブが近づくにつれて焦りが募って憂鬱になり、イブの翌日から平常心に戻るという流れは毎年同じでした。
なんでイブは恋人同士の日になったんだろう?
俺が子供の頃って、そうじゃなかったんじゃないか~?
当時から思っていたものでした。
パソコンもインターネットも無かったから答えを得る術はなかったけど。
ん?そうか!
今日、未だにその答えを得ていないことに気づきました。
"イブ" が前夜を指してるんだよね?
その "イブ" が、アダムとイブの "イブ" に掛かって、恋人を連想したのかな?
20年越しの疑問に向けて、初めて検索です。
まずは「クリスマス イブ アダム」で検索。
「アダムとイブ」と「クリスマス・イブ」 - Yahoo!知恵袋
クリスマス・イブの「イブ」はイブニングだそうです。
今日テレビで見ました。
なのでアダムとイブとは関係なさそうですね。
イブニングのイブかぁ~!
アダムとイブ、関係ないんですね・・・。
でも、最初にその情報操作を仕掛けた人は、アダムとイブから連想したんじゃないのかな~?
イブの意味は分かったけど、なんでイブは恋人同士の日になった かの答えはまだです。
次は「クリスマスイブ 恋人 いつから」 で検索。
「クリスマスイブ」に恋人と過ごす様になったのは? - Yahoo!知恵袋
きっ かけになったのは1988年(昭和63年)から2000年(平成12年)まで6シリーズ放送された、JR東海の「JR東海~Xmas eXpress~」のCMだったと思います。このCMは遠距離恋愛中の恋人とクリスマスイブを過ごすために、新幹線のホームで彼が到着するのを待っている 女の子の姿を映したCMでしたが、このCMは深津絵里、牧瀬里穂といった当時のトップアイドルを起用したこともあって大評判を呼び、雑誌等で大きくとりあ げられました。バックに流れていたのが山下達郎の「クリスマス・イブ」でしたね。
それ以降「クリスマスは恋人と過ごすもの」という習慣が根付いていったのを記憶しています。
↓ 「恋人はサンタクロース」は確かにユーミンの1980年のアルバム「Surf&Snow」の中の1曲ですが、この曲はユーミンファンの中では有名 でしたが、一般的にはまったく知られていませんでした。この曲は1987年公開の映画「私をスキーに連れてって」の主題歌に選ばれたことにより一般的に知 られるようになりましたが、この映画は「恋人とクリスマスを過ごす」というテーマではなかったため、「クリスマス=恋人と過ごすもの」という図式は一般的 には出来上がっていませんでしたよ。
「クリスマス=恋人と過ごすもの」という図式が出来上がったのはやはりJR東海のCMの効果が大きかったで す。このCMが雑誌等で大きく取り上げられ、当時バブル全盛期だったこともあって「恋人とクリスマスに泊まるオシャレなホテル」などの特集が組まれるよう になったのを私ははっきり覚えています。前記の「クリスマス・イブ」が発売7年目にしてオリコン1位をとったのもこの頃です。
1988年?!
そんなに最近だったんだ・・・。
1988年ったら・・、オイラ中2じゃん。
そりゃあ、ほとんど気にしない訳だよね~。
でも逆に言うと、もう高校の頃にはその文化が私の住む片田舎にすら、
ハッキリと根付いてしまっていたってことだよね・・・。
CMの効果・・・、恐るべし!
クソ~、そのCMさえなければ俺は10年間、 クリスマスイブに寂しい思いをしなくて済んだのに!
なんて一瞬よぎりましたがもしそうだったら、
2番目に嫌いだった日:バレンタインデー が
繰り上げ当選を果たしただけだったでしょう。
それによく考えると、自分に26歳ではじめて彼女が出来たのは、
今まで溜まりに溜まった寂しさが爆発したことが大きかった。
このまま彼女が出来なくてもいいのか?
の自問に、
嫌だ~!
の答えがハッキリ出て、
動いて動いて動いた結果、
はじめての彼女を得ることが出来たのです。
その意味で、クリスマスイブは、
私が爆発するための原動力(寂しさ)が
一番溜まる日
だったことになります。
自分が経験したことは、多くの人には当てはまらないことかも知れません。
でも、もしクリスマスイブに寂しいと感じているなら、
なるべくそこから目を背けないほうがいいと、今は思います。
その寂しさをバネに動いて動いて動けば、最後には相手が見つかるかもしれません。
そんな保証無いだろう?
お前は相手が出来たから言えるんだ?
その通りです。
何の保証も無いし、自分には相手が出来たからこそ言えることです。
それでも、見つかる保証が無くても、動くこと自体が重要なんです。
動いて動いて動いても、見つからないかもしれない。
私だって、動いている時は何の保証も無かった。
ただ、ホントは絶対相手が欲しいという気持ちから逃げるのをやめただけです。
動き始めるのに、遅すぎるなんてことも無いと思います。
冒頭の同い年の彼だって、今後の可能性がゼロなんて誰が言えるでしょう。
寂しさから目を背けるな!
動いて動いて、死ぬまで動き続けろ~!!!
今日はクリスマスイブ。
かつての私が、一年の内で一番嫌いだった日 です。
コメント 0